玉掛け・ガス溶接講習の革手袋(皮手袋)と呼子笛の選び方

なぜ玉掛け・ガス溶接講習では「軍手・ゴム張り手袋がNG」なのか?

技能講習の種類によって、適した手袋の材質がまったく異なります。全体の持ち物は技能講習の服装と持ち物でも確認できます。

講習の種類推奨される手袋軍手・化学繊維手袋がダメな理由
玉掛け技能講習牛床革手袋・豚革手袋ワイヤロープの素線切れ(ヒゲ)が軍手の網目を貫通して指に刺さる。またワイヤが滑る際に軍手だと繊維が引っかかって巻き込まれやすい
ガス溶接・アーク溶接牛床革手袋(耐熱・長カフス)火花(スパッタ)が飛んだとき、ポリエステルやナイロン、ニトリルゴムの手袋は熱で溶けて皮膚に密着し、重い火傷になる
フォークリフト・高所作業車・建機薄手のゴム張り手袋(背抜き)・豚革手袋ハンドルや荷役レバーを握るだけなので、分厚い溶接用革手袋よりもグリップ力のある薄手作業手袋の方が操作しやすい(普通の綿軍手はハンドルが滑るので非推奨)

革手袋の種類(牛床革・牛表革・豚革)と講習別のおすすめ

「革手袋(皮手袋)」には大きく3つの素材があり、値段と特徴が違います。

革の種類特徴・強み向いている講習・作業価格目安(1双)
牛床革(ぎゅうとこがわ)牛革の2層目(スエード状)。摩擦・突き刺し・熱(火花)に最も強く、価格も安い玉掛け(ワイヤロープ)・ガス溶接・アーク溶接・鉄鋼荷役400円〜1,100円
牛表革(ぎゅうおもてがわ/クレスト)牛革の表面(銀面)。しなやかで耐久性が高く、手に馴染む重機運転・配管・電工・長時間の機械操作1,000円〜2,000円
豚革(ぶたがわ/ピッグスキン)毛穴があり通気性がよく、最初から柔らかくて軽い。水濡れ後も硬くなりにくいフォークリフト運転・ベルトスリング玉掛け・内装・荷造り600円〜1,300円

玉掛け実技で使う「呼子笛(ホイッスル)」の選び方

玉掛け技能講習の実技では、クレーン運転士に合図を送るために手合図と「呼子笛(ホイッスル)」を併用する教習所が多くあります(玉掛けの合図一覧(手・笛・旗)を参照)。

  • 「ピッ(巻上げ)」「ピピッ(巻下げ)」「ピー(停止)」と短音・長音をはっきり吹き分けられる笛を選びます。
  • 実技中は両手でワイヤロープを扱うため、口から離しても落ちないよう首掛けストラップ(ひも)付きのものが必須です。
  • 教習所によっては当日150円〜200円前後で販売しているところもありますが、事前に1個買ってカバンに入れておくと当日慌てません。

講習・現場でそのまま使える革手袋&呼子笛

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